株式投資を初心者🔰でもわかりやすいように🏄‍♀️サーフィン用語で説明したニャン

不労所得

未来のことは誰にも分からない。だがサーファーが波を当てるように・・現状を的確に把握し行動すれば、良い波に乗ることは可能だ。株式投資をわかりやすく理解する為に、サーフィン用語で解説してみた・・

株式投資の心得

株で損をしないコツ

初心者はビーチブレイクから

初心者がいきなりリーフブレイクの掘れた波に乗ろうとしても、なかなか難しい。まずはビーチブレイクの易しい波で練習するべきだ。転ぶ前提で波乗りしなければ、ケガや事故につながってしまう。

株式市場の波乗りも、同じだ。いきなり個別株の取引で、10倍、100倍のリターンを得ようとする行為は無謀。まずは、株式市場に上場している全ての株を包括するような金融商品(ETF)を検討するのが成功の近道だろう。例えば、ティッカーシンボル”VTI”というETFを購入すれば、米国の株式市場全体を(それぞれ上場している企業の株式発行規模の割合で)まるごとそっくり投資できることになる。これは、いち企業の倒産や暴落などを心配しなくて済むということ。もちろん儲けられるかどうかは誰にも分からない。またアメリカが戦争などで現代世界における覇権バランスを失ったら、その立場と価値を失うかも知れない。ちなみに過去50年の米国経済は、年率約8%(資産が9年で2倍になる計算)のリターンを実現している。

複利の威力

過去50年の米国株式市場は、年率約8%のリターンを実現しているが・・それは一体どれほどの価値があるのだろうか。年率8%の利息で資産がどのように倍増していくか、100万円を元手に計算した結果が下の画像だ。増えた利息も投資していく、複利(利息にもまた利息がつくこと)の威力はハンパない・・

9年間で約200万円に倍増し、15年目で300万円を突破し、18年目で約400万円に到達し、21年目で500万円になり、24年目で600万円を突破し、26年目で700万円を突破し、27年目で約800万円になり、29年目で900万円を突破し、30年目で1,000万円に到達する。※後半になるにつれ増え方が加速している点に注目!

初心者は小波から

初心者サーファーがいきなり大きい波に挑戦するのは、無謀で危険な行為だ。そんな光景を目にしたら、誰もが「危ないからやめておけ」と止めるだろう。まずは小さい波から始めることが、安全に楽しく波乗りすることにつながりやすい。

株式市場の波乗りも同じ。まずは小さい金額(100円)から始める方がいい。少額投資なら、その全てを失ったとしても痛みは少ないし恐怖感も無いだろう。本人が慣れて株式投資のことを理解するまで、大金を賭けるべきではないと自分は考える。

良い波が来る場所

波乗りをするなら、うねりがしっかり入ってくるサーフポイントを選ぶべきだ。台風シーズンには、日本海側ではなく太平洋側の海岸へ車を走らせる。うねりが来ない場所には、波は立たないからだ。

株式市場の波乗りも同じ。お金が集まって来ない市場(国)で、資産を増やすことは難しい。株は買われるからこそ、その値を上げる。株価はオークションと同様の仕組みで、値段が決まっていく。買いたいと思う参加者が多いほど、その株式市場は活況になるのだ。例えば1993年を起点に、日本と米国の株式市場を比較してみよう・・

日本の株式市場は・・1993年1月から2023年12月現在まで、約2倍になっている。

米国の株式市場は・・1993年1月から2023年12月現在まで、約10倍になっている。

やっておけばよかった後悔

サーフィンでよくある、「あの日あの時、海へ行っていればよい波に乗れたのに・・」という後悔。うねりが入ることは分かっていたのに・・忙しかったり何かできない理由をつけて「どうせそんなに良い波ではないだろう」と海へ行く手間を惜しんだ結果、後で仲間から「すごく良い波だったよ!」と聞かされる残念無念。

株式市場では、その失敗を機会損失と呼ぶ。例えば、米国の株式市場は過去30年間で10倍のリターンを実現しているが・・もしも30年前に100万円を投資していたら、1,000万円に化けていた。米国株への投資はギャンブルではなく、むしろ資本主義に生きる社会人として常識的な行為なので・・投資していなかったことは、明らかに失敗だったといえる。知識と行動力があれば儲けられたはずの900万円が、いま手元に無い。機会損失の観点からいえば・・例えば900万円を競馬に賭けて、その全額を失ったことと同一の損失となる。この機会損失の概念は非常に難しいが、「若い頃にもっと●●やっておけばよかった」という時間的な損失への後悔に例えると理解しやすいかも知れない。

自立と依存

サーフィンを全くやったことが無い友達を、「いま良い波が来てるからサーフィンしよう」と海へ連れて行ったらどういう結果になるか・・サーファーだったら分かる。せっかく良い波が割れていても、その友達が自力で・・波の動きを読めて、パドルが出来て、板の上に立てて、バランスよく乗れなければ・・楽しくならないどころか、怪我をしてしまう危険性が大きい。

株式市場の波乗りも同じ。自力で必要な知識を勉強し、理解し、売買タイミングを判断し、行動しなければ・・上級者からみて比較的容易に勝てる相場環境でも、満足に儲けることはできないどころか大損するかも知れない。理解と実践は、常に自立的な行為だ。その先に変化と成功がある。「どの株を買えば儲かるの?」という初心者にありがちな質問は、他人に依存した危険な態度だ。株に関する詐欺は、そういった依存心が引き寄せている面がある。

暴落は必ず来る

米国の株式市場、過去30年を振り返ってみると・・大きな暴落が4回あった。

画像の赤矢印でそれぞれ・・50% 57% 36% 27%のマイナスになった。自分の資産が半分になってしまうことなど誰も想定していないと思うが、株式市場に参加するなら事前にイメージしておいた方が良い。期間にして最長3年間、株価が下がり続けたこともあった。が結局は値を戻し、再び上昇トレンドになるのだが・・下げている時の精神的苦痛に耐えられず、負けたまま株式投資をやめてしまった人も大勢いた。

その対策として、分散投資法がある。株を買う時期を分散させれば、暴落のダメージが軽減される。新NISAでも積立投資ができるので、毎月少しずつ株を買っていく方が初心者にとっては無難かも知れない。

なぜ株価は上がり続けるのか?

米国の株式市場は、(途中で暴落があったものの)相場開始以来ずっと上昇を続けている。「なぜだろうか?」株が買われるお金の出処をたどれば、そのカラクリがみえてくる。実は・・それぞれの立場によって株を買う理由は異なるが、今後もずっと”株を買っていかなければいけない状況”が現実としてあるのだ。株が買われ続けるなら、株価は上がり続ける・・

銀行の預金

銀行は、庶民から預かっているお金を又貸しするか運用(株式など)するかして・・お金でお金を増やさなければ、部下は上司に怒られる。

国民年金の積立金

国民から集めた国民年金の積立金は、株式などに分散投資して運用しなければいけない。2023年度は全体の約25%(55兆円)で外国株式を保有している。

出典:GPIF 年金積立金管理運用独立行政法人
保険の積立金

損害保険や生命保険の巨額な積立金は、各企業ともに然るべき方法で運用されている。企業は利潤を追求する組織なので、積立金をただ貯金しておくことは絶対に有り得ない。分散投資の観点から、米国株式への投資も一定割合でなされていると推測できる。

企業年金の積立金

毎月の給料から天引きされ、自動的に株式投資できる・・確定拠出年金(401k)は、税制優遇されているので米国で人気がある。日本でも活用されている。今後も米国株式への投資が、継続的に行われるのは間違いない。

運用を託されたお金

自分で投資をおこなわず、プロに任せる運用方法(投資信託など)もある。この場合、運用会社はあらかじめ契約した内容で顧客の為に投資活動をしなければいけない。リスク・リターンを考慮すれば、米国株式への投資は外せない。

個人のお金

老後資金は死活問題。その為に、株式で長期運用している個人も大勢いる。日本でも・・新NISAなど非課税枠の拡大で、株式への投資が増加していくだろう。

日本政府のメッセージ

NISA、そして2024年からは新NISAが始まる。「税金とらないから、これからは株を買っとけ」これが日本政府の言いたいことなのかなと、自分は判断している。終身雇用を謳って、老後は退職金と年金でずっと安泰・・昭和の時代からそんな風に発信し続けてきたと思うが、どうやら成立していないみたいだ。もしも年金で老後を幸せに暮らせないなら、自分で何とかするしかない・・そんな風に、促しているようにも感じる。だが幸いにも日本は恵まれた環境にある、戦争がしばらく無いから。年金に頼らないで自衛(不労所得)の道を探ることは、本人次第で可能だ。「忙しい?」「難しい?」今やれないなら、老いた時にはもっとできない。そして「死ぬまで働けばいい」は、通用しないことがよくある。肉体を使う仕事なら、なおさらだ。老いはそんなに甘くないと思う、サーフィンをやってて実感する50代の今日この頃・・

新NISAで何を買う?

NISA(少額投資非課税制度)が新しくなった。国民一人あたり非課税で投資できる枠の上限が1,800万円(取得価格)までとなり、保有できる期間も無期限になった。ただし、一度に全て上限いっぱいまで投資することはできず、1年間で360万円までとなっている。360万円の内訳は、つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円。成長投資枠は、スポット購入(もしくは積立投資のどちらでもOK)なので・・初心者は、投資枠の全てを”積み立て”にした方が無難かも知れない。

米国の株式市場まるごと全体に投資したい場合には・・三菱UFJ-eMAXIS Slim米国株式(SBI証券)、楽天全米株式インデックスファンド(楽天証券)などが候補となるだろう。もちろん、儲かるかどうかは誰にも分からない。

金持ちの思考

金持ちと一般人には、お金の知識と実践においてかなり大きな違いがみられる。金持ちの思考を学べば、お金にモテる理由が分かるだろう。

金持ちは資産持ち

ここでは”金持ち”の定義を、少額でもいいから資産を持つ者とする。いくら多くの貯金を持っていたとしても、ここでは金持ちとは呼ばない。

10万円の未来価値

例えば10万円の買い物をする際に・・金持ちは、商品と引き換えにただ10万円を失うだけとは考えない。その10万円の価値は、実は10万円ではないからだ。米国市場が年率8%の拡大を続けている現代において・・その10万円は複利計算で9年後に20万円になり、30年後には100万円に化ける価値がある。浪費で手放さずに、その10万円を自分の味方(資産)にしておけば未来に大きな富をもたらしてくれる。「金持ちはケチ」という表現があるが、金持ちは浪費で失うものの本当の大きさを熟知しているにすぎない。

貯金は浪費?

金持ちは、ほぼ利息がつかない現在の貯金を浪費だと思っている。そもそも年率8%の機会損失をしているし、何の働きもしないまま銀行で遊ばせておくのは時間の浪費だ。将来の現金払いの為に、ただ待機させておくのはモッタイナイ。「貯金は投資と違って、元本が保証されている?」そう確かに、額面上は保証してくれるかも知れない。だがその実質的な価値までは、誰も保証してくれない。日本円の価値は、世界の中で常に比較&評価され続けている。ちなみに2023年12月現在、可処分所得に比べてガソリンや食品などの値段が高くなっている。これは日本円の価値が落ちて、輸入にかかる経費が大きくなっていることが要因の一つだろう。

日本円/米ドルのチャート

株の重要なニュース

2023年

まだ始まったばかり

すでに11月くらいから、うねりがビーチに届き良い波が割れている。波乗りはまだ始まったばかり、サイズもあって地形も良くて風向きも良い。

画像は12月14日の記事。利下げは無かったものの、インフレの鎮静化が確認され・・現在の金利水準が高いものになりつつあるという認識が、共有されていることを確認できた。市場参加者は、2024年に利下げが3回あることを織り込んでいる。つまり、2024年の米国の株式市場にとっては大きなプラス要因だ。この日の米国株式市場は、約1.5%の上昇をみせた。

出典:THE WALL STREET JOURNAL

グランドスウェル発生

株式市場の波乗り達は、すでに台風のうねりが発生していると理解している。つまり大きい波が来るから、うねり&風向きが合うポイントに車を走らせなければいけない。どのポイントへ向かうのかは、波乗りの技量によって変わってくる。だがとにかく、数年単位で遊べるグランドスウェルを逃す訳にはいかない。

画像は11月22日の記事。これまで数年に渡って金利を上げ続けてきたFRBが、ついに金利政策の転換を示唆している。これから金利を下げていくなら、株式市場にお金が流入しやすくなる。つまり株価は上がりやすい状況になると認識しておかなければいけない。だがすべての株が上がる訳ではない点にはいつも注意。

出典:THE WALL STREET JOURNAL

※当ページには、プロモーションを含みます。なお当ページの内容は、株式投資のアドバイスをするものではありません。また内容の正誤についても、保証するものではありません。内容の正誤については、ご自身で調査・確認して頂くようお願いします。

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