これは不労所得を夢見ているおじさんの、七転八倒?七転八起?を描いた赤裸々な物語だ・・
プロローグ
華やかだったダイビング業界でのサラリーマン時代を28歳で終える。それからはバイトを転々としながら、試行錯誤しながら自力で稼ぐ道を探すことになった・・
パチンコ&スロットで稼ぐ
バイト先の上司が、スロットでの合計収支がプラスになっている事実を知り・・パチプロへの道を歩み始めた。
過去の苦い思い出
とはいえ自分は若い頃に、スロットで散財し、挙句120万円くらいの借金までして親に迷惑を掛けた経験がある。果たして本当に稼げるのだろうか?まだ何もわからず、ただ期待を胸にお店に通い・・闇雲だが、高い意識を持ってスロットを打つようになった。
仲間との出会い
そんな全く勝算の無い自分が、論理的に勝ちを狙い実現している仲間に出会えた。それからスロットへの理解が一気に深まり、論理的な勝ちを自分も実現できるようになっていった。
勝利の方程式
パチンコとスロットは、ギャンブルでは無く・・自分にとっては仕事だった。パチンコもスロットも機械で、当たりハズレは基盤によって制御されている。そしてその内容は、法律によって基準が定められている。
パチンコ
パチンコは同機種なら当選確率も同じで、それは法律で決められている。つまりどの台で遊んでも、当たる確率は同じ。お店側が調整できるのは、釘だ。パチンコ台の釘をハンマーで叩き、向きを変える。そうすると玉がチャッカー(この穴に玉が入ると抽選開始)に入りやすくなったり、逆に入りにくくなったりする。
自分達プロは、チャッカーに玉がよく入る台を選ぶ。釘が読めなくても問題無い、1000円分の玉で何回チャッカーに入ったかを数えておけばよい。当時でだいたい25回くらい入っていれば、その台を打ち続けて勝てる計算になった。
要するに・・当選確率が同じでも、抽選回数を増やせば当たりやすくなるということだ。チャッカーに玉がたくさん入れば、たくさん抽選してもらえる。パチンコは難しくない、算数がわかれば勝ち負けの論理を理解できる。
スロット
スロットは、当たりが出やすいように内部の設定(設定1~6)を変更することができる。設定6が一番、当たりやすく勝てる。お店側が開店前までに、その設定の配分や配置を決める。自分達プロは、どの台に設定6が入っているかを探し予想する。
お店側が設定6をいつ・どの台に入れるのか?そのお店の癖を読むことが勝つ秘訣だ。またスロットは打ちながら、設定を予想する知識と判断力が必要になる。自分は解析本を読んで、設定別の挙動・傾向を勉強した。
1,000万円くらい勝った
2005年2月から2008年3月までの38カ月間で、収支は+9,681,500円。1千万円近く稼いだことになるが・・月平均で254,776円だから、一般的なサラリーマンの収入とそう変わりない。
ライバル増加
そのうちパチンコ&スロットがギャンブルではなく、知識と実践力があれば勝てることが皆に(特に若者に)広まった。当時ガラケーiModeのネットで情報収集できたし、コンビニで普通に解析本を買うことができた。ライバルが一気に増え、自分は皆と同じレベル・立場になり・・自分の優位性(勝てる理由)は無くなった。潮時というやつだ。
繁殖で稼ぐ
子どもの頃から大好きだった、生き物飼育。大人になってからも、趣味として熱帯魚を飼育していた。そしてある日、鑑賞用のエビ(ビーシュリンプ)を繁殖させてお金を稼いでいる人達の存在を知る。エビ自身で勝手に増えて、それが高値で売れる・・「なんて素晴らしい不労所得なんだ!」自分はすぐに、研究&実践を開始した・・
繁殖飼育した生物達
販売網はヤフオクの個人出品だ。ヤフオクで先人達の出品を見れば、エビの人気種やどれくらいの値段がつくかも分かった。そして種親のエビも、そこで買った。鑑賞エビから始まり、希少プレコ、希少メダカまで・・対象を広げていった。
観賞エビ
当時は紅白のビーシュリンプが大人気だったが、繁殖も盛んだった為・・値崩れを起こしていた。だから自分は人気が出始めていたブラックシャドーに狙いをつけた。黒色に青色が入る、珍しいエビだ。
プレコ
マニアックな熱帯魚の人気種プレコ。希少価値が高いものは、いい値段で売れる。当時は、インペリアルゼブラプレコが大人気だった。
メダカ
メダカは体色の種類が多く、またそれらを掛け合わせると新色が出たりする。体型も発育環境によっては寸胴になったり、眼が点ほどに小さくなる血統(DNA)を持つ個体もいる。掛け合わせによって自分が作出した個体達を以下に掲載する・・
鱗が光るメダカ
眼が小さいメダカ
黒いメダカ
飼育環境
当時大阪で家賃4万円くらいの、バルコニーがかなり広い物件を借りることができた。とても幸運だった。
難易度が高い
自然と比べると、非常に狭く小さい空間で飼育しなければいけないが・・そういう限定的な環境は、様々な問題を生じさせた。飼育の水を汚し毒性が増したり、雑菌が増殖したり・・繁殖させ、健康に生育させることは容易ではなかった。そして、容易に繁殖できる種はすぐに値崩れし、高額で売れる種は飼育が困難というジレンマ。自分は、途中で諦めた。
広告で稼ぐ
当時FX/外国為替証拠金取引にハマっていた(結果200万円負けて終了)ので、パソコンを使ってウェブ検索をよくしていた。そのなかでアフィリエイトというものを偶然知った。簡単にいえば、どこか会社の商品を自分のページで紹介してあげて実際にその商品が売れたら報酬が貰えるというもの。
知識ゼロからのスタート
自分のページを持つには・・①ドメインを取得して②サーバーを契約して③ドメインとサーバーの各種設定を行い④ページ作成のソフトを導入し⑤ページのコンテンツを作る・・という一連の作業が必要になる。当時の自分には全てが分からない。いちいち調べては理解に苦しみ、またさらに調べて・・という恐ろしく時間の掛かる作業を、くじけそうになりながらも頑張り続けなければならなかった。惨めなフリーター生活からの脱却の為に。
成功者との出会い
だが自分の力だけではどうにもならず、ある時・・20万円くらいのアフィリエイト塾に入り、6カ月ほど指導を受けた。その先生は当時すでに月収25万円以上稼いでいたので、「頑張れば稼げる」という説得力があった。先生の師匠はさらに稼いでいて・・なんと月収1,000万円以上、年収で億を超えていた。先生からの紹介で、オフ会で直接会って学びを得る機会にも恵まれた。これが技術的にもメンタル的にも、とても大きかったと思う。
マーケティングを習得
当時Googleアルゴリズムの評価が高かった中古ドメインを買う為に、バイトを増やした。その時に偶然巡り会ったのがマーケティング商材を扱う会社。自分はその会社のお客の問合せやクレームに応対する電話窓口の仕事だったが、そこで販売されているマーケティング商材を自由に好きなだけ勉強することが許されていた。なかには40万円くらいの商材もあって、マーケティング(物を売るための工夫やノウハウ)を習得するには絶好の場だった。
全盛期には月収100万円超!
自分のページが検索結果の上位に表示され、自分のページに商品をお勧めする説得力が備わった時に・・稼げるようになった。2015年の春だった。
※画像は左から、振込年月/対象年月/成果報酬額の記載。
2016年が全盛期で、月に100万円超の収入がでていた。まさに有頂天、自分はこの時不労所得状態でほとんど仕事をしなかった。
暗転し売上ゼロに
だが、2018年を境に突然売上がでなくなる・・
2018年頃に、Googleアルゴリズムの大変更があって・・稼ぎ頭だった自分のページが、検索結果に表示されなくなった。アクセスがほぼゼロになるので・・自分のページを読む人がいなくなり、同時に売上も消滅したのだ。
今後の進路
自分が興味の無い商品を頑張ってお勧めすることの虚しさ、ライバル増加で競争激化・・自分はアフィリエイトに、もう魅力を感じなくなっていた。潮時だった。
YouTubeで稼ぐ
YouTuberも広告収入を得る為に、動画をアップする。アフィリエイトと少し違うのは・・商品をお勧めするというよりも、自分のスタイルやキャラクターに共感してもらうという点だろう。自分が興味ある分野で、動画を作ることができるのも魅力だった。
自分の実績
離島のサーフシーンを描いたチャンネルで、月2~3万円稼げた時期もあった。今はもうアップしていないが魚突きのチャンネルも別で立ち上げていた。どちらもチャンネル登録者数が2600人くらいと、非常に細々とした成功だった。最高視聴回数は20万回、下の動画が一番多く再生された・・
不労所得にならない
YouTubeのアルゴリズムは、たぶん最新の動画を優先しておすすめする傾向にあると思う。つまり古い動画がずっと視聴されるというよりも、新しい動画が次々と作られてそれを視聴してもらいたいという意図だ。だからトップYouTuberほど、毎日更新している。動画をアップし続けなければ、その立場を維持できないからだろう。不労所得感が無いので、自分としては不服な点だ。
プロには勝てない
魚突きチャンネルの方では、自分の顔を出しキャラを無理矢理作って演じていたが・・面白くない。やはり自分は、人前に出て盛り上げることに向いていなかった。
コロナ禍の影響もあり、芸能人がYouTubeにどんどん参戦してきていた時期。諦めるには、自分にとってむしろ都合が良かった。
米国株で稼ぐ
米国株式への投資については、現在進行中なので・・ぜひブログ記事をご覧頂きたい。