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お腹を空かせた猫
これは5年前の話・・
悲痛な鳴き声が聞こえてきた。空腹に耐えきれず、警戒しながらも助けを求めてきた野良猫。こういう時に言葉は必要ない、切羽詰まった状況であることが瞬時に分かった。ご飯をあげると、猫は鳴き声をあげながら必死に食べた。一回の食事だけでは、ダメージを受けている身体は元に戻らない。数日に渡って、しっかりと栄養を摂る必要がある。そして互いに・・ご飯をあげる・もらう、の時間を共有しているうちに・・愛情が湧いてきた。
そんな関係が数カ月続いたある日、さまよう雄猫の暴力を受け・・猫(ノラオ)は縄張りを維持できなくなった。たぶんこれまでの感謝の表れだろう、ねずみの置き土産を風呂場に残し・・ノラオは姿を消した。深い悲しみに落ちた自分は、人間の言葉がわかっていそうな近所の猫に事情を説明し「ノラオを探して自分が心配していることを伝えてくれ」と助けを求めた。次の日、家から少し離れたトラックの下に・・なんとノラオが現れた。「戻って来い」と言ったが、ノラオは自分に目を合わせず近づいて来ることも無く・・その場でただ残念そうに鳴くだけだった。それからノラオの姿を見ることは無いが、どこかで元気でやっていれたのなら嬉しい。
プロローグ
種子島移住1カ月目くらいで、いきなり生後1週間もないくらいの赤ちゃんを保護する羽目になった。今思えば、導かれたような感覚・・それからずっと一緒の生活。もしかすると、保護されたのは・・移住してからずっと、独り淋しい自分だったのかも知れない。
家猫ソラヲ
ただいま作成中・・
野良猫
2019年
ただいま作成中・・
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